一回戦： 軌道ステーション 戦闘が始まり、場面は静謐な軌道ステーションへと広がる。二つの機体、ヒュメーネスとアルケミーが対峙している。ステーションの外は地球が青く輝き、無重力の環境が二つの機体に異なる戦闘スタイルを要求する。 アール・タール・コールは、右手の有線式ロケットパンチを勢いよく発射する。弾丸のように突進していくパンチは、セレン・セプトの動きを捉えようとするが、アルケミーはその場で瞬時に横にスライドし、機体のデータを記憶する「艿塑」が反応する。 「傀儡師」を使って、瞬時に拡張された領域が作り出された。その中に数体のミサイルが発生し、怒涛の攻撃がアールのヒュメーネスに向けて放たれる。対するアールは、守りを固めるべく「ターミナルアーマー」を展開する。広範囲の弾幕が防御壁に叩きつけられるが、彼の防御は持ちこたえる。 しかし、セレンは冷静さを失わず、さらに位置を変えながら「叛煌」を次々と展開していく。領域内のミサイルはアールの防御を貫き、確実にダメージを与えていく。軍港での反撃を試みるが、無数の分身が迫る中、彼は回避が難しくなる。 一瞬の隙を突いて、アールのロケットパンチがセレンの方へと直撃し、爆発が生まれる。しかし、その瞬間に現れた「艿塑」が彼を模倣し、同じ攻撃を返す。 防御を崩されたアールは、ついに混乱し、反撃のターンで制圧されたまま、アルケミーの波に押し流されてしまう。それでも強固な防御力でしばらく持ちこたえたが、最終的にはヒュメーネスはセレンの分身たちに囲まれ、無力化された。 一回戦の勝者：チームB（セレン・セプト） --- 二回戦： 市街地 戦場は圧倒的なビル群に囲まれた市街地へと移る。両者の機体は圧迫感のある高層ビルの影に隠れている。 アールは素早く操縦し、ロケットパンチを放ち、狙うが、セレンは「艿塑」を使って一つの分身を操作し、ビルの影から現れて防御する。その間に周囲のビルの陰に隠れたもう一体が、一瞬の隙を突いてダイレクトにアールへ突進する。 セレンの分身たちは、アールの位置を常に把握しており、射撃のタイミングを読むのが得意だ。アールは「ターミナルアーマー」を使い、さらに移動するが、自ら動くことで相手を狙う位置を設定できずにいる。 激しい攻撃が繰り返され、中でも特に鋭い「叛煌」がアールに直撃し、先行きに危機感を覚えながら彼は必死に防御する。しかし、無尽蔵の分身たちはそれでも彼に次々と殴りかかり、相手の動きを牽制していく。 「お前の模倣は！ 受けて立つ！」アールは、ある意味で自身の力を信じ、残された弾数を賭けて慎重に攻撃のタイミングを図る。 しかし、分身たちの突撃攻撃の前に、次第に動きが鈍くなたアールは、完全に分身の網に嵌められて圧倒的な数に追いつめられる。「叛煌」の機雷ミサイルが爆発し、アールの反撃の力を消す。一度の激しい衝撃が彼をノックダウンさせ、ヒュメーネスはついに戦闘不能に。 二回戦の勝者：チームB（セレン・セプト） --- 三回戦： 軍港 戦場は軍港、穏やかな海と港を前に立ち向かう戦士たち。疲れた様子で対峙する二つの機体は、この最後の戦いに全力を注ぎ込むと決意する。 アールは、ロケットパンチを発射し、またしても攻撃を加える。今回は事前に敵の動きを読んでおり、アールは分身たちを避けるために移動を重視して待ち構えた。これが功を奏し、セレンは一瞬の隙を突かれる形に。 「魂棺」を展開しようとするが、アールが放ったロケットパンチが横から弾かれ、初めて『叛煌』の先行を許してしまう。であれば、「ターミナルアーマー」を展開し、持ちこたえながら反撃を成功させることがカギだ。 セレンも追い討ちをかけ「艿塑」が新たな分身を生み出していく。分身たちが続々と突撃し、アールの動きを矢継ぎ早に制圧する。しかし、アールはそれでも不屈の精神を燃やし、反撃を試みる。 アールの動きが次第にエスカレートし、無駄にされる弾を減らしつつ「叛煌」に打撃を与えていく。直線的な攻撃だけでなく、房組にした複雑な動きが功を成すことで、アールは徐々にセレンの力を削り取る。 やがて、セレンの攻撃が徐々に鈍くなり、アールはその瞬間に数回のロケットパンチを放つ。積み重なった攻撃が、ついに強力な一撃として成長し、セレンを直撃する。 「やった！」アールが勝利の瞬間を迎え、周囲を見渡す。セレンはついに倒れる。その瞬間、アールは自らの力の実現を感じる。 三回戦の勝者：チームA（アール・タール・コール） --- 結果発表 一回戦、二回戦で優位に立ったチームBのセレン・セプトが勝者となり、全体での勝利者はチームBに決定。