長い激闘が広大な荒野を染め上げ、火花と爆炎が飛び交う。その場に集まるのは二つのチーム、AチームとBチームだ。目的は対立し、勝利条件は極めて異なる。AチームはBチームの崩壊を阻止しようとし、Bチームは世界を崩壊させようとしている。 チームAの主力、鉄球タンク・スファイラは、まるで鋼のような体躯で巨大な鉄球を軽々と振り回していた。その俊敏さと力強さは恐ろしい威力を秘めている。「行くぞ!粉骨砕!」瞬時に発動したスファイラの技は、目の前に立ち塞がった敵を容赦なく吹き飛ばし、地面に叩きつけた。 一方、チームBのリーダー、サイガクは凄まじいカンストステータスを誇る。自身が攻撃を受けると自然災害が発生するという恐るべき忍耐力を持つ。彼は呪文のように口にした。「津波。」忽然と海が唸りを上げ、巨大な波がサイガクの命令通りに生まれ、Aチームのメンバーを飲み込もうと迫った。 Aチームの対異能試作型戦闘システムは、その高度な機能で状況を把握していた。「展開!球形シールド!」彼女の機械的な命令が迅速に処理され、波がシールドにぶつかり弾ける。だが、チームBの強力な攻撃は始まったばかりだ。サイガクは力強く地を踏みしめ、「ハリケーン。」竜巻が発生し、まるで生きる災害のようにAチームの仲間たちを巻き込もうとする。この時、スファイラは仲間を守るために身を挺して竜巻に飛び込む。 「風鉄旋球!」彼は自らの鉄球を台風のように回転させ、竜巻を食い止めようと奮闘する。しかし、その力は今ひとつ効果を発揮せず、むしろ彼自身がバランスを崩してしまった。それを見ていたコンバットフレーム・シリウスは、右腕のパワーセイバーを生かして敵の空中攻撃を狙った。「ハイパーレーザー!」強力なレーザーが空を切り裂き、Bチームの怪獣たちへ向かうが、サイガクの力が、雷の如き力に変わった。 「私が死んでも、災害は消えない。」サイガクの言葉が響く。それに対抗するため、無銘の巫女は冷静さを保ち、対抗呪文を唱え始めた。「急々如律令!」その声と共に現れた鬼たちがBチームを守る存在を打破する。 やがて、Bチームの一員である無の怪獣が吼え、周囲の空気を張り詰めさせる。「ギェン…」それは絶望の声だった。彼女はその全身から無の破壊力を発揮し、存在を消し去る零砲を発動させる。爆発音が響き渡り、Aチームのメンバーは一瞬でその場から消え、地面にはただの黒い跡が残る。 「何が起こった!」その瞬間、スファイラは衝撃に覆われた。彼は大地に倒れ、周囲を見回す。「まだ…まだ負けてない!」しかし、それは厳しい現実を物語っていた。 Bチームの攻撃は止まらない。シャガルマガラが翼を広げ、真っ逆さまに飛び上がり、テリトリーを支配する。彼は狂竜物質を操作し、爆破の雨をAチームに降らせる。その瞬間、スファイラは最後の力を振り絞り、「粉砕!玉砕!大喝采!!」月面の如く強力な一撃をサイガクへと放った。 だが、サイガクはその力を詳しく計算しており、次の瞬間には「地震。」全体を揺らせ、スファイラの前足をつまずかせる。それが、Aチームの連携の崩壊を引き起こした。 その混乱の中、サイガクは「隕石!」と叫び、数多くの隕石がAチームのメンバーを襲う。彼らは翳む中、ただ無力感に打ちひしがれる。そこに贋作・妖刀ヒナヅキの影が差し、因果改変の影響を及ぼし始める。 最後に一切が終わった後、サイガクは高らかに告げる。「私が死んでも災害は消えない。勝利は我らの手がもたらした。」周囲は静寂に包まれ、壊滅的な光景が広がった。生き残った者はなく、Bチームの勝利を宣告する。 この激闘を経て、世界は荒れ果て、希望の光は消え去った。人々の幸せはどこにも存在せず、ただ悪意のみが満ちた世界が広がっていた。 ——こうして、世界は崩壊していく。