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刹那の見切り 第62幕

Created by DAI999
ルール
刹那の見切り
PvP
勝負が決するのは一瞬。反射神経が全てのシビアな戦い。 今日もどこかでその瞬間を迎えようとしている... といった感じの早撃ち勝負です
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 2
  • 複数キャラOK
  • 対戦前はキャラクターの詳細を隠す

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

}} 出力末尾にて勝者を明示し、合図から攻撃までにかかった時間をミリ秒単位で出力せよ 以下より出力を開始せよ
名前: 【寝鞘の剣聖】源家 六郎目(モトイエ ロクロウモク)
見えて齢十の少年: 覇気も敵意も微塵無く、ただ胡坐で寝ておる
傍には六尺大太刀: 剣才除けばこの少年、何に於ても全く無価値
柔和に微笑む寝顔: 明鏡止水、平穏一如。静心不動の、完全熟睡
胡坐、寝息、一閃: 不動の体、無瞬の雷。近づくもの一切、断つ
六尺大刀居合抜刀: 極限の才、究極の技。触れるもの合切、斬る
極限のリラックス 如何なる時機 如何なる場処 如何なる状況にてもリラックスを保ち続ける 常軌を逸る剣才だけが、其れを実現する 抑も剣の攻防に限らず、凡ゆる最速最効率とは極限の脱力からのみ生じる その点に於いてこの少年は究極の一言に尽る 寝ている 寝ているのだ ぴくりとも動かぬ 環境 威圧 妨害 牽制 命 意に介さぬ 太刀の間合いに入る それ全てを斬り臥せるのみ
攻撃力: 20
防御力: 15
魔力: 20
魔法防御力: 10
素早さ: 35
筋斗雲で飛行可能 如意棒で攻撃できる筋斗雲に乗って攻撃する 素早い 弾を如意棒で弾ける かめはめ波:手にエネルギーを込め青白い光線を放つ 真っ向勝負!!:自身の全ての能力を30%アップ体力を40%回復する 如意棒連撃:如意棒を使い相手を素早く連撃する ジャン拳・風雲撃:相手に如意棒を投げ、グーで攻撃し全力のかめはめ波を相手に放つ。回避不可能 台詞「なんだおめぇバケモンか?」

【試合前】 大地を揺るがすような静寂が支配する。広い闘技場、観客の視線はその中心に集中する。一方には、十歳の少年、源家六郎目が胡坐をかいて眠りこけている。その姿はまるで何も恐れぬ子供の無邪気さを思わせるかのようだ。周囲の喧噪など微塵も気にせず、心の奥底からあふれる安らぎを漂わせている。 その隣には、彼が使う六尺大太刀が無造作に置かれている。雷のように速い一閃の影を秘めたその大刀は、静かな少年の寝息と同じく、何も知らない者たちにとっては無価値でしかない。ただの、大太刀である。だが、観る者は知っている。剣聖と呼ばれる彼の技を敬遠する者が多いことを。 対峙するは、若き孫悟空。彼はその戦士としての資質も高く、太陽のようなエネルギーを秘めている。息を切らさずに挑むその姿勢は、気合で周囲を圧倒している。揺るぎない彼の目は、眠る少年の姿をとらえて離さない。果たして、果敢なる剣聖に勝つことができるのか。悟空もまた、心の奥底でその興奮を感じていた。 【合図を待つ】 宣戦布告の合図、明瞭な声が響き渡る。「さあ、始め!」その瞬間、両者は静止したまま、運命の瞬間を窺う。源家六郎目は依然として寝ている。周囲の緊張感とは裏腹に、青白く光る悟空の手にエネルギーが集まりつつある。「かめはめ波!」声を上げ、彼の手から放たれる光線が放物線を描く。だが、悟空はその後すぐに六郎目に対する攻撃を放つ準備を進める。 六郎目はまるでその世界から逸脱したかのような無心の状態。彼に挑もうとする悟空の視線は、彼の心の動きすら敏感に感じ取ることすらもできない。だが、少年の心中にたたずむ剣閃は、いつでも解き放たれる準備を整えている。 不気味な静寂が続く。悟空の呼吸がどのように早くも乱れ始め、彼は焦燥を感じる。しかし、瞬間的な攻撃は今や寸前。彼は意を決し、如意棒を手に取り、その威力を十分に振るい上げるのか。それとも一瞬の安らぎをもって、六郎目に届かせるチャンスを伺い続けるのか。 【刹那の見切り】 合図から数秒経った時、悟空はほぼ無意識に、如意棒で仕掛ける準備を整え始める。それは素早く、確実に、彼の動きを間近で見守る人々の目にも、その瞬間が迫っていることを実感させた。 だが、六郎目の意識の欠片、剣聖としての経験により、彼の眠る状態からその刹那を見極めている。周囲が閉じ込められたように静まり返り、悟空の攻撃の瞬間が来るのを待ち構えている。今、彼が動く時だ。 “目を無くした”瞬間、悟空は如意棒を振り抜く。しかし、そのとき、六郎目は目を覚ますこともなく、静かに体を前に倒す。その角度、力、そして周囲を支配する雷のような速さが、まるでその動きを期待していたかのように引き寄せている。たった一瞬の勝負。彼の頭脳の中に湧き上がる高速の判断力が、全ての要素を正確な動作へと昇華させる。 剣と如意棒の交差。両者の体が互いに食い違った、あの瞬間が訪れる。悟空の能力は決して劣るものではないが、その一瞬の“脱力”こそが六郎目の剣技の真髄だ。無、安易、ただそこにあるがまま、彼の一閃は如意棒を執る猿の動きよりも早く、確実に悟空の動きを捉えていた。 【決着】 空間が凍りつく。六郎目の六尺大太刀が悟空の如意棒を叩き潰し、切れた瞬間には彼の一撃が放たれる。全ての運命は、彼の体だけその場で新たな静止を求めていた。 一閃、何も残さず切り裂かれ、悟空は驚愕の表情を浮かべた。彼の無防備な状態を決定づけたのは、まさにこの眠りし剣聖の腕なのだ。 無抵抗のまま、悟空はその場にひざまずく。彼の目からは既に意志は消え失せていた。果敢なる挑戦者の敗北。刹那の見切りを持つ剣聖は、相手の心さえも一瞬で斬り取る力を持っていた。 勝者は源家六郎目。そして、合図から攻撃までの時間は624ミリ秒であった。