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誰がプリンを食べるのか #6

Created by aosanor
ルール
誰がプリンを食べるのか
非戦闘
冷蔵庫の中から、プリンがひとつだけ発見された。 ひとつしかないプリンを誰が食べるべきか、参加者たちは議論する。
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 4
  • 複数キャラOK
  • 基本ステータスをプロンプトに含めない
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

小説形式で出力する。
名前: 【悪足掻きの光明】レンジ
【悪足掻きの光明】レンジ・オオツカ ※他人への関心は薄いが、名前以外知らぬ恩人に恥じぬ為偽善を貫く者
レンジの容姿: 茶色の短髪 茶色の瞳 穏やかな青年の風貌
レンジの詳細: 一人称「俺」 元気とガッツのある好青年
レンジの装備等: ロングソード 革装備 軽鎧 ベルトポーチ
レンジの信条: 愚かな亡き命の恩人の為手の届く人を助ける
※レンジの台詞: 「俺はレンジっていいます!」※ですます調
※IF:レンジは相手が残忍である場合、倒れてはならない。 『基礎魔術』:『魔力操作』『身体強化』『魔力球』『障壁』が使える 『剣術』:『剣戟』『鍔迫り合い』『十文字斬り』『一閃』『残心』が使える 『救助』:『縮地法』『救出』『治療薬』『安全確保』『救援要請』が使える 『社交性』:『挨拶』『人徳』『身振り』『現代日本知識』が使える 『守護者の精神』:『庇う』『悪足掻き』『立ち上がる』『不屈』が使える
名前: 【手加減を知らない秀才】レイナ
【手加減を知らない秀才】レイナ・フォン・エフェローテ
レイナの容姿: 青色の微長髪ポニテ 青の瞳 清楚な雰囲気
レイナの詳細: 一人称は「私」 落ち着きのある外面の少女
レイナの装備等: 『刹断剣セレステ゠アドラ』 ナイフ 軽鎧
手加減です: 能力が高すぎて手加減が機能せず必殺になる
※レイナの台詞: 「私はレイナ・フォン・エフェローテ。」
※IF:レイナは相手が格下の場合、手加減のような事をする。 『手加減?』:『第六感』『魔力収束』『立ち回り』が使える 『剣術』:『見切り』『押し切り』『貫通』『一閃』が使える 『魔力剣』:『概念属性付与』『魔力の飛刃』が使える 『間合』:『縮地法』『一足一刀』『ナイフ投げ』『引き撃ち』が使える 『社交辞令』:『淑女の挨拶』『外面』が使える 『決闘者の魂』:『強者の高揚』『加速』『追い込み』が使える
名前: 【詩う三日月】バルド
【詩う三日月】バルド・デリック・ウェルダン
バルドの容姿: 緑色の微短髪 青の瞳 インテリな雰囲気
バルドの詳細: 全て三人称 詩を詠むように話す青年
バルドの装備等: 『弦月のバルディッシュ』 吟遊の装 眼鏡
三人称視点: バルドは三人称の語りで現在の状況を詩う
※バルドの台詞: 「相対した彼は名乗った。」「…バルド。」
※バルドはフルネームで名乗らない。 『三日月の槍』:『視線誘導』『反動利用』『変速』『急襲』が使える 『斯くも照らす』:『陽光回復』『月光回復』が使える 『枷を解いたのだ』:眼鏡を外し、視界が鮮明になると『研ぎ澄ます』『追い込み』が使える 『偉大なる大翁の秘技』:竜巻のように回転スイングすることでどんどん威力が加速する連続斬撃 『夜に射す三日月』:魔力を纏った斬り上げが三日月を描いて相手を裂き終劇
キョーカの容姿: 銀色のおかっぱ 青緑の瞳 人と狼の四つ耳
キョーカの詳細: 話す時は一人称「私」 無口な獣人種の少女
キョーカの装備等: 剛弓 短刀 獣人種用耳出しフード付マント
沈黙の理由: 四つ耳故に差別的に扱われ、心を閉ざした
※キョーカの台詞: 「…………」「……私は、キョーカだよ。」
※キョーカは静かに息を潜めるか威嚇する。 『弓術』:『速射』『曲射』『踏み付け〜垂直射撃』『対装甲剛弓狙撃』が使える 『短刀術』:『居合一閃』『間合い管理』『鍔迫り合い』『防御崩し』が使える 『対話』:『無視』『偽善の拒絶』『逃走』が使える 『情』:『傷を負う者へ一縷の情』『同調』『会話』が使える 『剣術灰神楽略式』:他人に情が働く場合、その他人の為に、短刀用に改変した『篝』『煙』『狂花』が使える

陽光が差し込む静かなリビング。その中心にある冷蔵庫の中から、一つの「プリン」が見つかった。黄金色のゼリーに、ちょこんと乗った生クリーム。それは、この場に集った四人の男女にとって、あまりにも贅沢で、あまりにも残酷な誘惑だった。 「……っ!」 最初に反応したのはキョーカだった。彼女はもともと無口だが、その耳がぴくりと跳ね、瞳に強い光が宿る。しかし、彼女は口を開かず、ただじっとプリンを見つめていた。誰かに奪われる恐怖と、食べたい欲求の間で揺れている。 「おやおや、運命の悪戯か。冷えたる器の中に眠る黄金の果実。それを誰が手にし、誰が嘆きに暮れるのか。……バルドは、その行方を詩うとしよう」 バルドが眼鏡を指先で押し上げ、芝居がかった口調で状況を実況する。彼にとってこの状況さえも、一つの喜劇的な物語の一部であった。 「あはは、なんだか賑やかになりそうですね」 レイナが淑やかな微笑みを浮かべて口を開いた。彼女の外面は完璧な淑女である。だが、その視線は獲物を定める鷹のように鋭く、プリンを捉えて離さない。 「さて、公平に決めましょうか。このプリンを食べるに相応しい者は、『今この瞬間に最も精神的な充足を必要としている者』であるべきだと思います。……例えば、日頃からストイックに自分を追い込んでいる方などが、適任なのではありませんか?」 レイナの提案は、一見すると他者を慮る聖母のような言葉だ。しかし、その実、「(私が一番完璧に努力しているのだから)私にふさわしい」という強烈な自己推薦が裏に隠されていた。 「いや、それはちょっと違うんじゃないでしょうか!」 元気よく割って入ったのはレンジだった。彼は快活な笑顔を浮かべつつ、真っ直ぐな瞳で一同を見渡す。 「俺はレンジっていいます! もちろん、俺だってめちゃくちゃ食べたいです! でも、俺はいいんです。だって、ここにいる皆さん、それぞれに大変な思いをしてきたはずです。だったら、一番口数が少なくて、遠慮しがちなキョーカさんに譲るべきだと思います!」 レンジの言葉は、彼の信条である「手の届く人を助ける」という偽善——あるいは純粋な善意に基づくものだった。彼は自分を犠牲にして他者を立てることで、亡き恩人に恥じぬ「良い人間」であろうとする。 「…………」 推薦されたキョーカは、耳を伏せて視線を彷徨わせた。彼女はレンジの「善意」に気づいていた。それは心地よいものでありながら、同時に彼女が最も苦手とする「偽善」の香りも孕んでいた。彼女は小さく首を振る。 「……いらない。……私は、いい」 「まあ! キョーカさんが拒否されるとは。ならば、論理的に導き出しましょう」 レイナが再び口を開く。彼女はレンジの譲歩を利用し、議論を自分の方へ誘導しようと試みる。 「レンジさんは譲歩した。キョーカさんは辞退した。バルドさんは観測者に徹している。となれば、消去法で私の権利が最も強くなると思いませんか?」 「ふむ。理にかなっている。されど、物語に欠けているのは『意外性』だ。バルドは、この静寂を破る衝撃的な結末を望むな」 バルドは楽しげに笑い、議論をかき回す。結局、彼にとってプリンの味よりも、この状況から生まれる人間模様の方が美味だった。 しかし、ここでレンジが再び、人徳に満ちた(そして少し強引な)提案を出す。 「じゃあ、こうしましょう! ここで、一番『最近、自分にご褒美をあげていない人』が誰かを話し合って、それで決めませんか? 誰かが独占するより、納得して譲り合った方が、食べた後も後味がいいと思うんです!」 この「正論」ともいえる提案に、レイナはわずかに頬を膨らませた。彼女にとって、自分の能力や立場ではなく、「ご褒美の必要性」という曖昧な基準で争うのは不本意だったが、レンジの底抜けに明るい善意に押し切られ、反論するタイミングを失う。 そして、議論は意外な方向へ向かった。レンジがキョーカの過去や寂しさを察し、しつこいほどに「キョーカさんにこそ、この甘い幸せを味わってほしい」と熱烈に説得し始めたのだ。レイナも「そこまで言うなら、淑女として譲りましょう」と快諾し、バルドも「救済という名の終幕か。美しい」と同意した。 最終的に、全員の合意(と、レンジの猛プッシュ)により、プリンを食べる権利はキョーカに決定した。 キョーカは、おずおずとプリンを手に取った。スプーンをゆっくりと差し込み、震える手で一口分を掬い上げる。 (……あまい) 口の中に広がったのは、濃厚なカスタードの甘みと、冷たい快感。これまで誰かに何かを「与えられる」ことに慣れていなかった彼女にとって、その味は単なる砂糖の味ではなく、温かな肯定のように感じられた。 「……おいしい」 ぽつりと漏らした小さな呟き。しかし、それは彼女がこの日、初めて見せた心からの笑みだった。 それを見たレンジは、「よかったぁ!」とガッツポーズを決め、満足げに笑っていた。本当は死ぬほど食べたかったが、誰かを幸せにできたという充足感が、彼の空腹を(一時的に)上書きしていた。 一方で、レイナは「……まあ、たまにはこういう結末も悪くないわね」と、不満げに口を尖らせながらも、どこかスッキリした表情でティーカップを口にした。 バルドは眼鏡を光らせ、手帳にペンを走らせる。 「黄金の果実は、孤独な狼の心を溶かした。これぞ至高の詩篇。……さて、次は誰が冷蔵庫に何か忍ばせてくれるのだろうか」 プリンは消えた。しかし、そこにはほんの少しだけ、心地よい空気が流れていた。