第一回戦 戦場: 軌道ステーション 軌道ステーションは、ビル群が無数の光点たちのように輝く空間の中にあって、高度な技術と未来的なインフラを誇る。縦横に伸びる通路や、無重力状態の広場が広がり、加速度に耐える特殊な建材で設計された。この特殊な空間では、実験機を操縦する者たちの技術が試される。 ハービンジャーの「アイビス」が、コーラルビームキャノンを抱えて円を描くように移動する。彼女の動きは流れる水のように滑らかで、強風の中で逆らう葉のようにしなやかだ。迎えるはチームBの「KORYU」。AIカグラの解析が進む中、ハービンジャーの行動パターンを読み取っていく。 ハービンジャーは、「IB-V」を展開し、自律ミサイルビットがターゲットを特定。高速度で迫るミサイルが「KORYU」へと向かう。対する「KORYU」は、流動金属製の装甲を駆使し、自らを防御する。しかし、ミサイルが接触するる瞬間、流動金属は防御を提供しきれず、遅延なく爆発が起こる。 「怒双龍」が反撃を試みるも、「専用シールドビット」が巧みにミサイルの連射を受け止め、さらなる弾幕を展開する。「アイビス」が左右に移動しながら、レーダーを照準に、再度のコーラルビームを放つ。連続する攻撃に剛堅な装甲が割れ、KORYUの内部システムにダメージが入る。 一方で、「DANGAN」に乗る弾木野は弾丸形態に変形し、軌道を描くが、その動きは無重力空間でも鋭さを失わない。急加速し額に汗を流しながら接近、目を光る。「アイビス」に向かって突っ込む構えを整えたところで、「IB-CL2」を背後から撃たれる。流石の素早さでもブレーキが追いつかず、致命傷を受けてしまう。 試合は「チームA」の勝利となった。高い機動力と連携技術で「アイビス」がは主導権を握り続け、圧倒的な攻撃をそのままに試合を制したのである。チームAは1勝を獲得する。 --- 第二回戦 戦場: 市街地 市街地の狭い路地と広場は、戦闘の場として理想的な環境。思わず目を向ける美しい街並みだが、破壊の嵐が訪れようとしていた。「エイジス」のレンと、メイ・ナカジマのホルスが相対する。対するは「スチーム機人」のジョウと、弾木野丸之助が乗るDANGAN。 戦闘開始の合図とともに、ホルスが町の中心を占拠するため街を進む。高威力の遠距離カノンを一斉放射したその瞬間、無数のコーラル連鎖爆発が起こる。通りが爆風で揺れ、塵が舞い上がり、視界を障害しつつも弾木野は急に加速。DANGANの特化した速度で逃れ、敵の視界から消え去る。 「蒸気龍砲」が炸裂し、広場の周辺が逆巻く蒸気で覆われる。ジョウは自信満々に突撃するが、あっという間に冷静なAIカグラが「雷牙」を発動し、継続的な電磁弾幕で前進を妨げる。逆風に苦しむつつも、ジョウは「黒鋼鉄槍」を持ち、おそるべき集中力で攻撃を模索。接近戦に持ち込む策を講じる。 だが、そうはさせじとホルスが対応。しかし、エイジスの堅固な装甲がもたらす完全無敵の防御により、両者の攻撃はことごとくはじかれ、悠然と構え、次の反撃を待ち構える形に持ち込む。 一旦窮地に立たされていたが、弾木野はDANGANの加速力を最大に引き上げ、一気に攻め立てる。「乗機の火力を見誤るな」と内心つぶやきながら、突進する。「アイビス」の連携に引き続き、仲間たちも意に返し、撤退するチャンスを探るが絶好のタイミングを逃す。 試合は冷静さを武器にした「チームB」の勝利となった。逆境に耐えつつ戦場で確固たる存在感を突き付け、DANGANと蒸気機人が一丸となって反発を試みた結果である。チームBは1勝を獲得する。 --- 第三回戦 戦場: 山岳 戦いの舞台は大自然の圧倒的な美しさと厳しさを秘めた山岳地帯。高低差が大きく、奇岩が幻想的な佇まいで立ち並んでいる。隠れる場所も多く、各チームの戦術が試される地形だ。 チームAとチームBの戦士たちが、それぞれ思惑を巡らしつつ登りやひらけた場所に各機体が位置する。「エイジス」と「ホルス」はシールドを展開し、互いをカバーしながら火力を見せつける。対する「KORYU」は雷牙を発射し、標的を狙う。せっかくの準備が台無しになる瞬間が迫っていた。 高所からの一方的な射撃戦あって、操る者たちは緊張感を感じた。「アイビス」のアサルトアーマーを駆使し、間一髪で爆風を迎撃、「ターミナルアーマー」がその存在感を示す数秒間、勝負の大きな流れを受けた。冷静さを基盤にしたチームBの攻撃が続くが、ハービンジャーの意志が織り合わさり優位性が入った。 共闘を重ね、コーラル連携の反撃が今や火を吹く。「コーラルシールド」は両者ともに近接戦闘を許さない状況を打破する。山岳の地形を利用した様々な戦術が展開され、高めの位置にいたホルスからの射撃に、自律型AIがカグラの応答を待ち望んで次の一手を打てる機会を見極める。 結果として、その瞬間がやってきた。DANGANが音も鳴らさず近づき、KORYUを制圧する。孤立無援の状況で得た成功は圧倒的な勝ち星となり、その時点で「チームB」の勝利が確定した。 --- 全体の勝利チーム 第一回戦と第三回戦で「チームA」が勝利、高機動と連携により圧倒的な力を示したが、第二回戦は「チームB」が持ちこたえ、「冷静さ」を武器にして生き残った。 全体を通して、勝利チームは 「チームA」。