第一戦:市街地 市街地のビル群がそびえ立つ戦場。コンクリートの要塞のような高層ビルが乱立し、路地は狭く入り組んでいる。強度の高い遮蔽物が至るところにあり、戦う者にとっては絶好の隠れ場所であり、罠を仕掛ける舞台でもある。風がビルの谷間を吹き抜け、埃を巻き上げていた。 ヨシタカ・マサキの【A=i】は、柄のみの剣を握りしめ、焼けた装甲が陽光を鈍く反射しながら、低姿勢で路地に滑り込む。老兵の目は鋭く、周囲の気配を捉えていた。対するミロスラフ・ンギャロの「トランセンド」は、中量級の二脚機体として安定した足取りでビルの影から姿を現す。右手の「レミントン」ライフルを構え、肩の「ホークアイ」がゆっくり旋回を始める。 戦闘開始の合図とともに、トランセンドが先制攻撃を仕掛けた。ホークアイの精密狙撃砲が低く唸りを上げ、ヨシタカの機体を狙う。弾丸はビル間の隙間を正確に抜け、A=iの肩部を掠める。装甲が削れ、火花が散った。しかしヨシタカは経験に裏打ちされた即応力で機体をわずかに傾け、いなし術を発動。弾道を予測し、体ごとビル壁に張り付くように回避した。「ふん、狙撃か。だが甘いな」と老兵の声がコックピットに響く。 ヨシタカは反撃に転じる。柄の剣を振り上げ、地面に投下していた7つの剣身のうち、近くの2つを高速で回収。剣身が柄に磁着し、合体特大剣が形成される。質量が増した剣は追従性も向上し、ヨシタカは機動性を活かしたA=iで路地を駆け抜け、トランセンドに肉薄。剣撃がビルを斬り裂きながら迫る。トランセンドは慌ててバルシュのグレネードを連射。爆発が路地を埋め尽くし、ヨシタカの機体を吹き飛ばそうとするが、いなし術で爆風をくぐり抜け、一撃をトランセンドの右腕に叩き込む。装甲がえぐれ、レミントンが機能停止。 トランセンドのパイロット、ミロスラフは冷静だ。コンバインドアームズの戦術を信じ、左肩のガゼルを展開。迎撃拡散ミサイルが花開くように発射され、市街地の空を埋め尽くす。ミサイルはヨシタカの周囲を追尾し、ビルを爆破しながら迫る。ヨシタカは剣身を3つ追加回収し、剣の質量をさらに増大させて回転斬り。ミサイルの半数を薙ぎ払うが、数発が命中しA=iの脚部が損傷。機動性が落ちる。 ここでミロスラフがEx.コア拡張機能「ターミナルアーマー」を発動。機体追従型の青白い防壁がトランセンドを包み、耐久限界まで防御性能が飛躍的に向上。ヨシタカの剣撃が防壁に弾かれ、衝撃が機体を震わせる。ターミナルアーマーの時間制限内でトランセンドは反撃。ガゼルの残弾を全弾発射し、ホークアイの狙撃を連発。市街地の遮蔽を活かしたヨシタカの回避も限界を迎え、A=iの胴体に直撃。装甲が剥がれ、内部フレームが露呈する。 ヨシタカは最後の賭けに出る。残る剣身をすべて回収し、7つ完全合体剣を形成。質量と追従性の極限で、ビルを盾に高速機動。ターミナルアーマーの時間切れを狙う。防壁が薄れ始めた瞬間、千刀微塵断の乱れ剣が炸裂。トランセンドの左腕が切断され、ガゼルが爆発。しかしアーマーの残効で本体は守られ、バルシュの最終グレネードがヨシタカを直撃。A=iはビルに激突し、動かなくなる。 第一戦勝利:チームB(ミロスラフ・ンギャロ) (約1980字) 第二戦:洞窟 暗く狭い洞窟内部。視認性が極端に低く、岩壁が迫る通路は移動すら困難。滴る水音と岩の軋みが響く中、戦闘が始まる。懐中電灯のような補助光のみが頼りだ。 A=iは柄のみの状態で洞窟の狭い通路を慎重に進む。ヨシタカの状況把握力が光り、投下剣身の位置を音と振動で感知。すでに2つを回収し、剣を形成。一方トランセンドは大型ゆえに移動が制限され、肩の武装が岩に引っかかる。ミロスラフはライフルを構え、暗闇の一点を狙うが、視認性の低さで精度が落ちる。 ヨシタカの先制。経験豊富な制御技術で機体を低く構え、いなし術で岩陰から飛び出す。合体剣がトランセンドの脚を狙う。狭い空間で回避しにくく、剣先が装甲を削る。トランセンドはガゼルを即座に発射。拡散ミサイルが洞窟を照らし、爆発連鎖を起こすが、ヨシタカは剣でミサイルを叩き落とし、爆風を岩壁で防ぐ。弾数は減少し、ガゼルが空になる。 ミロスラフはバルシュを連射。グレネードが反響し、洞窟を震わせるが、ヨシタカの機動性が高い。剣身を追加回収し、質量増加で一撃を強化。トランセンドの肩を斬り、ホークアイを破壊。暗闇での狙撃が封じられる。トランセンドはレミントンで応戦するが、ヨシタカのいなしで弾が空を切る。 ターミナルアーマー発動。防壁が洞窟の狭さを活かし、ヨシタカの剣撃を防ぐ。時間稼ぎにバルシュを撃ち尽くし、レミントンの残弾で牽制。しかしヨシタカは天運と経験で防壁の限界を察知。剣身を5つに増やし、連続斬撃。洞窟の岩が崩れ、トランセンドを圧迫。アーマー時間切れ直前、剣が防壁を貫通し、胴体を斬る。 トランセンドは最後のミサイル残弾を放つが、狭さゆえ自爆覚悟。爆発で洞窟が崩落しかける。ヨシタカは剣を盾に耐え、崩落の隙間からトランセンドに肉薄。一刀両断の渾身の一撃で機体を両断。トランセンドが火花を上げて沈黙。 第二戦勝利:チームA(ヨシタカ・マサキ) (約1950字) 第三戦:海上 遮蔽のない広大な海上。強風が吹き荒れ、波が機体を揺らす。水平線しかなく、逃げ場のない戦場だ。 A=iは波に揉まれながら剣身を回収開始。ヨシタカの制御技術で安定を保つ。トランセンドは安定した二脚で海面を踏みしめ、全武装を展開。強風下でもホークアイがヨシタカを捕捉。 先制はトランセンド。ホークアイの長距離狙撃が風を切り裂き、A=iの胸部を貫く。ヨシタカはいなし術で体を捻るが、海上ゆえ軌道逸らしが難しく、損傷が増す。反撃に剣身3つ合体し、波を斬るように接近。剣撃がトランセンドの脚を掠めるが、ガゼルのミサイルが迎撃。海上爆発がヨシタカを水中に叩き落とす。 ヨシタカ浮上し、剣身追加回収。質量増加で剣を振り回すが、風で軌道が乱れる。トランセンドはレミントンとバルシュの連携で中距離を制圧。グレネードが水柱を上げ、A=iを翻弄。ミロスラフの戦術が冴え、武装の補完が完璧だ。 ターミナルアーマー発動。防壁が風雨を防ぎ、ガゼル全弾発射。ミサイルが海上を埋め尽くし、ヨシタカの回避限界を超える。剣で数発防ぐが、直撃多数。A=iの装甲が崩壊寸前。ヨシタカは7つ完全合体で渾身の突進。防壁に剣を叩きつけ、時間切れを待つ。アーマー解除の瞬間、剣がトランセンドのコアを捉えるが、残弾のホークアイ最終射撃がA=iを撃ち抜く。 機体が沈みゆく中、ヨシタカの剣がトランセンドの頭部を断つ。しかしトランセンドのバルシュ自爆グレネードが作動。爆発が両機を飲み込み、A=iが先に機能を停止。トランセンドも沈むが、僅差で耐える。 第三戦勝利:チームB(ミロスラフ・ンギャロ) (約1970字) 全体結果 チームB(ミロスラフ・ンギャロ)の勝利(2勝1敗)