舞台は無限に広がる荒野、そこに集結したのは奇妙な能力を持つ者たち。彼らはそれぞれ異なる目的とバックグラウンドを持ちながら、時には衝突し、時には協力し合う運命にある。万象が交錯する中で、リニアランナーが登場する。「通り過ぎること」が彼の存在意義だ。彼は流れるような動きで、障害物をいとも簡単にすり抜け、その姿はまるで空気のようだ。 「ただ突き進むことが目的なのだから、戦う必要は無い。通り過ぎてしまえばいい。」 彼の言葉が虚空に響く。その動きは眩しいばかりで、観衆も、その華麗さに見惚れてしまう。次の瞬間、習合思想[カイム]が前方に現れる。彼は非二元的な存在であり、自己増殖性を持つ思想の具現化だ。彼は混沌を呼び込み、周囲の人間を惑わそうとする。 「事前心理戦には勝利したのだが、しかし完全排除は不可能だ。それを受け入れろ!」 彼の存在は敵でも味方でもない。ただそこにあるだけで、誰にでも影響を与える。しかして、リニアランナーの走り去る軌道に目を光らせているのは、【ハッピーブレイキンスナイパー】ウールンだ。彼は小さな体躯に似合わず、狂気の笑みを浮かべながら叫ぶ。 「ハッピーブレイキンスナイパー!」 彼の持つシナモン香る狙撃銃は、数え切れない幸せを奪い取るために作られた代物だ。彼の言葉には、強力な恋敵の影が覗き見える。 「安易な希望や覚醒は、かえってこの力の餌食になる。果たして本当に……」 ウールンの弾丸は、彼が狙った相手の心の中に潜む希望を貫き、その代償に絶望を与える。だが、その時、ふんかいえんを手にしたラクアも姿を現す。彼女は毒に侵され、不死であるがゆえに永遠に苦痛を伴った存在だ。 「私が一番なんだ…。ずっと悲観的な事を言っているけれど、もう止められない。」 彼女の言葉と同時に、長い青髪が風に揺れ、その鎌が敵に向かって振り下ろされる。「鎌・斬り!」と叫び、その攻撃は耐えがたい速度で敵を切り裂く。 そして、彼女の攻撃は、全てのターゲットに追加で毒を与えた。彼女の存在が示す苦痛と苦悩は、逆境を打破する力でもあり、同時に絶望を呼び起こす要因でもある。これに応じて巣食う混沌は、カイムが受け止めていく。彼は無限の矛盾を許容し、それを混ぜ合わせる。「外敵ではなく内在するもの、私は必ず生まれる。」 こうして、戦場はますます混沌とした様相を呈し、互いに異なる目的が衝突し始める。リニアランナーは「ここで食い止める!」と声を上げ、彼の道を遮る者には全力で突き進む。誰もがその美しき直線を阻むことなどできない。仲間と敵、正義と悪、その全てが一つの舞台で絡み合い、終わりのない戦闘が今、始まるのだ。 その時、ウールンは言い放つ。「下品な奴め、上品にしてやろう。」彼の狙撃は運命を狂わせ、希望を失わせる。だが、苦しみを抱えるラクアはさらに戦場を苛んでいく。「全ての攻撃が追加で毒を与えるよ……」 果たして、彼らの戦場で誰が勝利するのか、どんな結末を迎えるのか、今は誰にもわからない。運命が交錯する瞬間、彼らの素晴らしい軌道はどこへ向かうのか。 〜終〜