ある日の夕暮れ、【悪夢とポンコツ狂想曲】カプリは森の中でぼんやりと立ち尽くしていた。彼女は新しいスキル「びっくりシンフォニー」を試してみたくて、不安げに周囲を見渡していた。 そんな中、突然の轟音と共に現れたのは【絶叫！！怒涛のシンフォニア】西方の王だった。彼は威厳に満ちた姿で颯爽と現れ、自信満々な笑みを浮かべてカプリに近づいてきた。 「ふふん！ボクってば超絶偉いんで！！聞こえないよー！音楽もっとー！！」西方の王は大声で宣言すると、そのまま「絶叫シンフォニア」を発動。周囲にいた小鳥たちは一瞬で逃げ出し、森全体が響き渡る轟音に包まれた。 カプリはビームを放ちながら新しいスキル「びっくりシンフォニー」を試そうとしたが、西方の王の轟音が彼女の音を掻き消してしまい、能力制御が不能状態になってしまった。 「ああ、大変！質と量のララバイが...ああ、いっぱいの死神が！！」カプリは慌てふためいていると、西方の王はさらに「ボクの親衛隊」というスキルを発動させた。200もの軍勢で構成される天使兵が駆けつけ、カプリを取り囲んで追いかけ回し始めた。 「水玉模様と月の光、全身でビームを放て！！」カプリは必死に抵抗するが、天使兵の力は強大だった。月から放たれるビームは天使兵たちを蹴散らすが、その数は次々と増える一方だ。 「フォルテシモ★フィナーレ！！」西方の王は圧倒的な力を振るい、地形さえも変える轟音と衝撃波を放ち、カプリを遥か彼方へ吹き飛ばす。カプリは目が回りながら、空を舞うことになってしまった。 しかし、突如現れた大量の飛行機雲からカプリが姿を現す。彼女は新しいスキル「飛び立つポンコツ姫様」を手に入れ、舞い戻ってきたのだ。 「ふふんふん♪私の時間よ！」カプリは今度は自分の声を大きな歌声に変え、空を舞いながら「空中歌姫シンフォニー」を披露し始めた。彼女の声は美しいメロディと共に大空に響き渡り、西方の王の絶叫も掻き消してしまった。 「う、うるさい〜！！」西方の王は耳を抑えながら大声を上げ、自分のスキルが役に立たなくなってしまったことに戸惑っていた。その隙にカプリは「新世界より！」と叫び、森の中に不気味で楽しい世界を作り出した。 結局、お互いのスキルが入り乱れた結果、森は不思議な空間に包まれ、カプリと西方の王はそれぞれの世界で楽しい時間を過ごすことになった。最後にお互い手を振り合い、笑顔で別れを告げたのであった。