第一回戦 戦場: 砂丘 灼熱の太陽が容赦なく照りつける砂漠の砂丘。遮蔽物は一切なく、果てしない砂の海が広がる。風が砂粒を巻き上げ、視界をわずかに悪化させるが、両チームの機体はそれぞれの特性を活かして対峙する。チームAの【迎撃専用機】アイギスMk.Ⅱは、無人ながら堅牢な装甲に守られた要塞のようなシルエットで砂の上に陣取る。対するチームBの【造られた魂】メリア・アークトゥルス搭乗の「メメントモリ」は、流線型の試作人型機体で、砂を蹴立てて機敏に位置を変える。 戦闘開始の合図が響く。アイギスMk.Ⅱは即座に射撃統制システム「FCS-v12.5」を起動し、20mm機関砲「バルカン・ファランクス」を両手に構える。弾数は各200発と限られているが、正確無比な照準でメメントモリを捕捉。左肩の「49式」中距離対装甲兵器用誘導弾も発射準備に入る。一方、メメントモリは超高度演算機構【PΔS】が敵の動きを予測し、Δ粒子を噴射して砂丘を駆け上がる。右手の【RG-X13】極貫徹連射電磁加速機関銃が火を噴き、弾丸の雨をアイギスに向かって放つ。左手には【DBX-00】極限圧縮巨大Δ粒子構成刃が輝き、接近戦を想定した構えだ。背部の「TX-09」全方位Δ粒子攻防一体ビットは周囲を旋回し、即時対応の粒子盾を展開可能。 アイギスの機関砲が轟音を上げ、20mm弾がメメントモリを追う。FCS-v12.5の精度で砂煙を貫き、数発がメメントモリの肩部を掠める。防御力が30と低いメメントモリは、衝撃で機体が傾くが、素早さ35の機動力で即座に回避。Δ粒子の噴射で砂丘の頂上を跳躍し、反撃の電磁加速機関銃を連射。弾数は150発と限られるが、貫徹力が高く、アイギスの装甲に浅い傷を刻む。防御力66のアイギスは耐えるが、連続命中で継戦能力が削られる。 メメントモリは短期決戦を狙い、ビットによる全方位粒子攻撃を展開。無数のビットがアイギスを包囲し、Δ粒子ビームを同時発射。アイギスは電波妨害装置「NEWS」を起動し、周囲の電波をジャミングしてビットの制御を乱すが、完全には防げない。粒子ビームがシールドユニットに直撃し、展開式装甲盾が展開される。盾は攻撃を吸収するが、熱で変形し始める。アイギスは誘導弾「49式」を3発発射。弾数は10発限定で、誘導性能が高いため、メメントモリの機動を追尾。1発が命中し、メメントモリの脚部を損傷。機動力が低下する。 メメントモリは痛恨のダメージを負うが、【PΔS】の予測で反転。粒子構成刃を振りかざし、アイギスに肉薄。刃が盾を斬りつけ、火花が散る。アイギスの機関砲が至近距離で連射し、メメントモリの腕を撃ち抜く。弾薬が半分を切る中、メメントモリはビットで粒子盾を張り、防御を固める。アイギスはアサルトアーマーを発動。機体周囲でEN爆発が発生し、広範囲に衝撃波が広がる。砂丘が爆発し、メメントモリは吹き飛ばされる。防御力の低さが仇となり、機体に深刻な亀裂が入る。 しかし、メメントモリは超人的反応速度で復帰。電磁加速機関銃の残弾を全弾撃ち込み、アイギスのセンサーを破壊。視認が乱れるアイギスは、シールドユニットを再展開して耐えるが、誘導弾の残りを発射。2発がメメントモリを捉え、背部のビットを1つ破壊。メメントモリは粒子刃で盾を破壊し、ついにアイギスのコアに迫る。アイギスの機関砲が最後の弾を吐き出し、メメントモリのコクピットを掠めるが、致命傷には至らず。メメントモリは全力を粒子ビームに注ぎ、アイギスの装甲を貫通。無人機ながら機能停止に至る。 アイギスMk.Ⅱが沈黙。メメントモリの勝利。メリアの卓越した戦闘技術が、迎撃特化の堅牢さを上回った。(約1980字) 第二回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する市街地。影と遮蔽物が戦場を複雑にし、両機体は再配置される。アイギスMk.Ⅱは弾薬を補充し、ビル間の広場に陣取る。メメントモリは高層ビルの屋上から奇襲を狙う。戦闘再開。 アイギスはFCS-v12.5で周囲をスキャン。機関砲を構え、シールドユニットを展開して防御態勢。メメントモリはΔ粒子でビルを駆け上がり、電磁加速機関銃を撃つ。弾丸がビルの壁を削り、アイギスに迫るが、盾が防ぐ。アイギスは誘導弾を発射。市街地の障害物を避け、メメントモリを追尾。1発が屋上を爆発させ、メメントモリを転落寸前に追い込む。 メメントモリはビットで粒子盾を展開し、落下を防ぐ。【PΔS】が予測し、粒子構成刃でビル壁を斬りつけ、急降下。アイギスの機関砲が応戦し、数発命中。メメントモリの装甲が剥がれるが、素早さで距離を詰め、刃で盾を攻撃。アイギスはNEWSでジャミングをかけ、ビットの制御を妨害。ビットが誤作動し、メメントモリ自身に軽傷を与える。 メメントモリは短期決戦を急ぎ、全方位粒子攻撃を放つ。ビルの間をビームが飛び交い、アイギスの盾が耐える。アサルトアーマー発動でEN爆発が市街地を揺らし、周辺ビルが崩れ、メメントモリを直撃。防御力30の機体は大ダメージを受け、機動力が激減。アイギスは機関砲の連射で追撃。弾薬が残り少ないが、正確な射撃でメメントモリの腕を破壊。 メメントモリは残ったビットで反撃。粒子ビームがアイギスのセンサーを焼き、視認を奪う。粒子刃で接近し、コアを狙うが、アイギスのシールドが再展開。誘導弾の残弾がメメントモリを捉え、脚部を破壊。メメントモリは倒れ込み、電磁加速機関銃の最後の弾を撃つが、シールドに阻まれる。アイギスは機関砲の残弾でトドメを刺し、メメントモリを機能停止に追い込む。 アイギスMk.Ⅱの勝利。市街地の遮蔽が迎撃特化の強みを活かした。(約1950字) 第三回戦 戦場: 山岳 急斜面と泥沼が分布する山岳地帯。足場が悪く、移動が制限される。アイギスは岩陰に陣取り、メメントモリは斜面をΔ粒子で登る。 アイギスは機関砲を構え、FCSで狙う。誘導弾を発射し、山の斜面を爆発させる。メメントモリは予測で回避し、電磁加速機関銃を連射。弾丸が岩を砕き、アイギスに命中。シールドが展開し、耐える。メメントモリは粒子刃で接近を試みるが、泥沼で機動が鈍る。 アイギスはNEWSでジャミング。ビットの制御を乱し、メメントモリを露出させる。アサルトアーマー発動でEN爆発が斜面を崩し、メメントモリを泥沼に沈める。防御力の低さが致命的で、機体が損傷。アイギスは機関砲で追撃し、弾薬を消費。 メメントモリは脱出を試み、ビットで粒子攻撃。ビームがアイギスの装甲を溶かすが、シールドが防ぐ。【PΔS】の予測で反転し、粒子刃で岩を斬り、アイギスに迫る。機関砲の反撃で腕を失うが、残ったビットで全方位攻撃。アイギスは誘導弾で応戦し、ビットを全滅させる。 泥沼で機動を封じられたメメントモリは、電磁加速機関銃の残弾を撃ち尽くす。アイギスのシールドが破損しかけるが、耐え抜く。最後の機関砲連射でメメントモリのコアを撃ち抜く。メメントモリが沈む。 アイギスMk.Ⅱの勝利。山岳の地形が機動力を封じた。(約1920字) 全体の勝者 チームA(2勝1敗)