第一回戦: 軍港 場面は海の近くにある軍港。潮の香りが漂う中、両チームはそれぞれの機体に搭乗し、戦闘態勢に入った。 チームAのハーヴェイは、スナイパーライフル「インピーチャー」を手にした状態で、ステルス塗装によって敵の視界外に移動していく。仲間の動きは全く感じられないが、ハーヴェイはその存在を気にせず、最適な狙撃ポイントを見定めた。レーダーによるスキャンで、OGUMAの移動を把握する。 一方、チームBのサージ・マージ・バーツは、一つの目標に向けて一丸となって動く。「バーツ、デザートを準備してくれ」とサージが指示をする。マージが敵機情報を解析する中、バーツは「火星風チョコレートケーキ」を見せて準備完了を知らせる。サージはこれを利用して、攻撃に移る準備を整えた。 ハーヴェイは端の高台から、徹底的にOGUMAの動きを狙い続けていた。そして、目標が定まった瞬間、「インピーチャー」を発射。弾は空気を切り裂き、まっすぐにOGUMAに向かう。 ところが、マージが即座に敵の弾道を予測し、「サージ!左に避けて!」と叫ぶ。サージはその指示を即実行し、OGUMAは機敏に左へ移動。弾はかろうじてOGUMAの側面に命中したが、ダメージは軽微で済んだ。 「バーツ、デザート発動!」とサージが叫ぶと、「隕石風チーズケーキ」が開放される。これは、広範囲へ熱を持ったケーキを拡散し、敵機周辺を温め、視界を遮るものだ。ハーヴェイはその熱を感じ取り、移動を余儀なくされた。しかし、彼はそれを逆手に取り、反撃の隙を突く。 そのまま高台から移動し、次の狙撃地点に向かうが、サージの指示でOGUMAが追いかける体制を整えた。ハーヴェイは狙撃のタイミングを見計らいつつ、次第に采配が彼に傾く。 だが、頭脳を持つAIに支えられたOGUMAは、メンテナンスされた動きで設計された戦局を展開し、マージが囁くように戦況を分析した。「ハーヴェイは狙撃後、位置を変えた。そこを狙うべき」と。 OGUMAは再度、三つの頭を活用して次の攻撃を仕掛ける。「マージ、敵の位置を特定!サージ、攻撃準備!」と形振り構わず出した攻撃のアプローチは、徹底してハーヴェイを追ってきた。 こうして、迎え撃ったハーヴェイの危機に、OGUMAの弾が降り注ぎ、ついにハーヴェイの摩耗した機体がダメージを負った。これにより第一回戦、チームBの勝利が決定した。 第二回戦: 市街地 街並みが広がる市街地での第二回戦が始まる。複雑な地形と市街地の特性が両チームの戦闘スタイルに影響を与える。 ハーヴェイは再度「デモクラシー」に搭乗し、再奮起を決意。前回は仕留め損なったが、今回は目の前に見えるビル群をするりと回り込めば有利に出られるはずだと考えた。 OGUMAはマージが敵の性質を再度分析。「前回の戦績から、ハーヴェイは狙撃者。近接戦や複雑な掩蔽を考慮すべきだ。また、建物も障害物として利用しよう。」 サージとバーツがそれに従いつつ、各々の役割でハーヴェイを待ち構える。しばらくの静寂が続く中、ハーヴェイは複数のビルを使いながら接近。自機の音を立てないように気を使う。 反面、目の前から現れたOGUMAに注意がいき、ハーヴェイは思わずカバーを取る。サージの指示で、OGUMAは様々な弾丸を発射するが、ハーヴェイの冷静さが際立ち、彼は見事に避ける。 「もう一発。楽しい追いかけっこだな」とハーヴェイが思いつつも、身を潜めながら狙撃する体制を維持。しかし、マージの伝えた立体的な状況認識の結果、早くもハーヴェイが狙われている事がわかる。 その動きは一瞬、OGUMAが押し込んでくる。集中的な攻撃を受け、さすがのハーヴェイも頑丈さが限界を迎えた。そこに、「パノプティコン」が発動し、ハーヴェイは見事な位置で反撃のための狙撃体勢に入る。 しかし、OGUMAの三つの頭はその場面でも彼を見逃さず、一斉に強力な弾圧を行った。バーツが新たなデザート「地球風クッキー」を放つ瞬間、ハーヴェイの機体は体勢を崩し、とうとうダメージを蓄積し、もがくハーヴェイを持ちこたえきれずに撃墜した。 これにより、第二回戦もチームBの勝利が決定。 第三回戦: 海上 最後の勝負は海の過酷な条件下で行われることになった。波の音や潮の流れに、両チームは新たな戦略が求められた。 ハーヴェイは艦船の甲板に隠れ、その周囲に目を光らせていた。「今回は地形を利用して、相手を罠にはめよう。」と考える。 サージが新たな計画を立てていると、 OGUMAは海上の動きに乗じて身を寄せ、お互いの位置を把握しつつ巧みな攻めを展開し始めた。 途中、ハーヴェイは外から接近する足音を感じ取り、じっと静まり返る。次の瞬間、OGUMAは一斉に放たれた弾丸を発射。ハーヴェイは反射的にその弾を避けたが、彼はやはり思考に捕まってしまった。「地形を使う手筈が崩れた!」と考える。 やがて、ハーヴェイは敵に反撃できる一瞬を見つけ、「インピーチャー」を撃ち込む。OGUMAにヒットし、見事な手腕でいまだ活路を見出した。 だが、サージとバーツはその状況を即座に把握し、マージが反応する。「こちらは複数の攻撃方針に切り替え、全力で行くべきだ!」と。 結果、ハーヴェイに対抗する射撃が再度行われ、身動きが取れないまま、さらに被弾していく。「それが限界だよ」と言わんばかりに、OGUMAついに決定打を入れる。 最後の砲撃でハーヴェイは屈し、第三回戦においてもチームBの勝利が着地した。 結果 三回戦の結果は、全体として チームBの勝利が決定。 これにより、チームB『束ねられた三本の矢』が総合的な力で優位に立ったことが示される。