第一回戦:砂丘 広大な砂丘地帯が戦場に選ばれた。遮蔽物が一切ない荒涼とした砂漠は、陽炎が揺らめく中、熱波が空気を歪ませている。風が砂を巻き上げ、視界をわずかに悪化させるが、両者にとっては隠れる場所がない分、純粋な機動性と射撃精度が勝負を分けるだろう。 チームAのリオ・ヴェスタは、軽量級フロート機「レクス・カリガ」に搭乗し、砂の上を滑るように浮遊移動を開始した。推進力拡張機構「シルフィード」が作動し、機体は砂粒を蹴散らさず、最高速度で旋回を繰り返す。右手の「デルタスピア」は伸縮自在の長槍型衝角兵器として収納され、左手には「レミントン」ライフルが構えられている。右肩の「カルビナス」アンチマテリアル・キャノンはまだ発射準備中だ。リオの息遣いは冷静で、フロート機の浮遊感に身を委ね、敵の位置を索敵する。「来い、実験体……お前のプログラムがどれだけ俺の速さを捉えられるか、見せてもらおうか。」 対するチームBのビシェイ・インフェクトは、人型機動兵器「Cradle」に守られ、背面の高速飛行ブースターを低出力で稼働させ、砂丘の斜面を安定して移動する。右腕の『供物』アサルトライフルは瞬間火力に特化し、左腕の『賠葬』チェンソーは至近距離用に待機。両肩の『禁忌越権』レーザーは追撃精度が高く、防衛用プログラムがリアルタイムで敵の動きを分析している。ビシェイ自身は脳の後遺症で言葉を発さず、プログラムが操縦を代行。「最適距離確保。遠距離優先モード起動。」機械的な音声が機体内に響く。 戦闘開始の合図が鳴り響く。リオのレクス・カリガが一気に加速し、砂を削るほどの速さでビシェイに向かって突進する。素早さ75のアドバンテージを活かし、シルフィードで慣性制御しながら円弧を描く。左手のリムントンが火を噴き、初弾を放つ。弾丸は砂煙を上げてビシェイの位置へ飛ぶが、Cradleのプログラムが即座に反応。ブースターを噴射し、わずか数メートル横に回避。代わりに右腕の『供物』が反撃、瞬間火力で連続射撃を浴びせる。銃声が砂漠に響き、弾丸の雨がリオの機体をかすめる。 リオはエターナルシフトを発動。フロート推進で最高速度を保ちつつ、旋回操法で弾幕をかわす。機体が空気を切り裂くような軌跡を描き、砂丘の頂上を回り込む。防御力0の弱点を晒さないよう、接近を試みる。「デルタスピア、展開!」右手の槍が伸縮し、追尾式でビシェイを狙う。槍先が回転しながら飛翔、Cradleの装甲をかすめて火花を散らす。ビシェイのプログラムは冷静だ。『禁忌越権』レーザーを両肩から発射、命中精度の高い光線がリオの旋回軌道を予測して追う。レーザーが機体の脚部を掠め、わずかな損傷を与える。 弾数に限りがあることをリオは意識する。リムントンのマガジンはフルだが、無駄撃ちは避けたい。彼女はさらに加速、砂丘の谷間を滑るように移動し、右肩のカルビナスをチャージ。重い一撃を狙う。一方、ビシェイの『供物』は連射を続け、弾倉の消耗を覚悟で距離を保つ。Cradleの耐久性が高いため、被弾を最小限に抑えつつ、プログラムがリオの動きを学習。高速飛行ブースターで後退し、砂を巻き上げて視界を妨害する。 中盤、リオが仕掛ける。エターナルシフトの円弧からデルタスピアを直撃させようと槍を突き出すが、ビシェイの左腕『賠償』チェンソーが防御的に回転。槍とチェンソーが激突し、火花が飛び散る。至近距離での衝突だ。リオの攻撃力25が活き、槍の衝角がCradleの腕部を削るが、チェンソーの高回転が反撃。機体の装甲が悲鳴を上げ、リオのレクス・カリガに亀裂が入る。プログラムが即座に『禁忌越権』を追撃、レーザーがリオの肩を貫く。 リオは痛みを堪え、シルフィードで後退。防御力の低さが仇となり、ダメージが蓄積する。ビシェイは距離を回復し、『供物』の残弾で集中砲火。リオは旋回で回避しつつ、カルビナスを発射。アンチマテリアル・キャノンの一撃が砂を爆ぜさせ、Cradleの脚部に直撃。装甲がへこみ、ビシェイの機体が傾く。プログラムが警告を発するが、耐久性の高さで持ちこたえる。 終盤、リオの素早さが勝負を決める。弾数の少ないカルビナスを温存し、デルタスピアの追尾でビシェイを追い詰める。Cradleのブースターが限界を迎え、砂に足を取られる。リオの槍が機体のコアを貫き、爆発。ビシェイの機体が砂に沈む。リオの勝利。 (約1980字) 第二回戦:洞窟 暗く狭い洞窟が戦場となった。岩壁が迫り、視認距離は数メートルに限られ、移動は困難。足音や機械のうなりが反響し、奇襲の温床だ。魔法は使えず、武装の弾数と機動性が鍵となる。 リオのレクス・カリガはフロート推進で洞窟の天井を滑るように移動。シルフィードが狭い空間での旋回を助け、暗視モードで敵を索敵する。防御力0ゆえに被弾は致命的だが、素早さ75で先手を取る。「狭い場所か……だが、俺の速さなら問題ない。」デルタスピアを展開し、リムントンを構える。 ビシェイのCradleはプログラムの分析で慎重に進む。ブースターを低出力で岩壁を避け、『供物』を警戒射撃。『禁忌越権』レーザーの精度が暗闇で輝き、防衛優先で位置を確保。「視認困難。接近戦回避モード。」 戦闘開始。リオがエターナルシフトで突進、洞窟の曲がり角から槍を放つ。追尾式のデルタスピアが岩に反射し、ビシェイを襲う。Cradleはチェンソーで迎撃、槍を弾くが、衝撃で岩壁が崩れ、砂煙が視界を奪う。ビシェイの『供物』が反撃、暗闇で閃光が走る。弾丸がリオの機体をかすめ、装甲を削る。 リオは旋回で回避し、カルビナスをチャージ。狭い通路で一撃を狙うが、プログラムが予測。レーザーが追撃し、リオの腕部に命中。痛みが走るが、彼女は加速。リムントンの連射でビシェイを牽制、弾数が減るのを惜しみつつ距離を詰める。 中盤、洞窟の狭さがビシェイに有利に。Cradleの耐久性で岩の破片を耐え、『賠葬』チェンソーを展開。至近でリオを迎え撃つ。リオの槍がチェンソーと激突、火花が洞窟を照らす。攻撃力25の槍が装甲を裂くが、チェンソーの回転がレクス・カリガの脚を噛む。リオはシルフィードで脱出を試みるが、岩に阻まれダメージ増大。 ビシェイのプログラムが最適化。『禁忌越権』で暗闇を制し、レーザーがリオの旋回を封じる。リオのカルビナスが発射されるが、洞窟の反響で軌道が乱れ、外す。代わりに『供物』の瞬間火力がリオを捉え、機体が壁に激突。防御力の低さが露呈し、リオの動きが鈍る。 終盤、ビシェイが追撃。ブースターで位置を変え、チェンソーでトドメ。リオのデルタスピアが最後の抵抗を見せるが、レーザーの追撃で機能を喪失。レクス・カリガが崩れ落ちる。ビシェイの勝利。 (約1950字) 第三回戦:市街地 ビルが乱立する市街地。遮蔽物が多く、路地や建物の影が戦術の鍵。瓦礫と風が通り抜け、都市の喧騒が遠くに聞こえる。 リオのレクス・カリガはビル屋上をフロートで跳躍、シルフィードで高速旋回。素早さが活きる地形。「ここなら俺の庭だ。」デルタスピアを構え、リムントンで索敵射撃。 ビシェイのCradleはビル間の路地をブースターで移動、プログラムが遮蔽を活用。「中距離確保。分析継続。」『供物』を構え、レーザーで偵察。 開始。リオが屋上から急降下、エターナルシフトで槍を突く。ビシェイはビル影に隠れ、回避。『供物』の連射がリオを追うが、旋回でかわす。カルビナスがビルを貫き、破片が飛び散る。 中盤、リオの接近が功を奏す。路地でデルタスピアがCradleを捉え、槍が装甲を貫く。ビシェイのチェンソーが反撃、レーザーがリオを傷つけるが、耐久性の差でリオが優位。リムントンの弾を温存しつつ、旋回攻撃を繰り返す。 ビシェイのプログラムが適応、遮蔽を活かしたゲリラ戦。『禁忌越権』でリオの死角を狙うが、素早さの前に翻弄される。カルビナスの一撃が機体を破壊。 リオの勝利。 (約1920字) 全体の勝者 チームA(リオ・ヴェスタ):2勝1敗