ギルドの閑静な協議室 朝の日差しが差し込むギルドの協議室では、4人の職員が集まり、今日の議題について話し合っていた。手に持つ手配書を見つめ、彼らは懸賞金をどのように設定するかを検討していた。手配書には、最近の騒乱の背後に潜むキャラクターたちが記されている。 最初に彼らの視線が向けられたのは、不死忍軍頭領、石動 幻水。覆面を被り、忍び装束を纏った彼の存在感は、異様な闘気を纏っている。 「この男…」一人の職員が小声で言った。「不死の忍者部隊を率いる彼は、伊賀と甲賀の争いを自らの意のままにしている。戦争を終結させたとはいえ、その手法は決して穏やかではない。」 他の職員がうなずき、資料を取り出した。「戦法は、火炎手裏剣、若しくは雷轟など非常に多彩で、現状では攻撃力が30、防御力が20、素早さが40か…」 「捕らえられたら最後だ。注意が必要だ。」と別の職員が続けた。「秘伝・雷轟は最も警戒すべきだ。実際にその力を目撃した者は、ほぼいない。」 「懸賞金は、5000ゴールドだ。」 次の手配書は、エドアルドのものだった。彼は侯爵の次男で、騎士団長として人々の期待を背負った人物だ。 「彼は武器に魔法が付与できる特異な能力を持つ。光属性と水属性の使い手であり、ホーリーブレイドやホーリーアクアクラッシュを持つ。攻撃力は40、防御力は15、素早さは20…だが、盾の魔法反射効果がある。」 「当然、部下や市民の信頼も厚い。投げ出す理由はないだろう。戦場での影響力は計り知れない。」職員の一人が言った。 「彼の懸賞金は…4000ゴールドとするべきだろう。」 三番目に話題となったのは、追跡者であった。彼の説明が始まると、職員たちはその真っ黒な姿と恐ろしい外見について慎重に言及した。 「黒い体に白い頭、さらに緑色の恐ろしい目を持つ。戦い方はシンプルだが、攻撃力と素早さのバランスが取れている。特に、クリーブを使った奇襲には注意が必要だ。」 「確かに、彼の存在は個別に対処するには厄介だ。捕まりにくいだろうし、この件は真剣に検討すべきだ。」 「懸賞金は3000ゴールドに設定するのが妥当だ。」 最後に議題に上がったのは、ムリエルという存在だった。無機物であり、感情を持つ呪珠のような存在、彼は「言語」を操る能力を持つ。 「彼の力は凄まじい。言葉を奪い、自らの意志で相手を操ることができる。普通の戦士や冒険者には太刀打ちできる相手ではない。」 「彼に懸賞金を設定するのは難しい。常々最優先で討伐すべき対象とされるが、実際に彼に対抗できる者がどれほどいるだろう。おそらく直接戦うことは避けるべきだ。」 「この危険度を考えるに…6000ゴールドだ。」 危険度と懸賞金の最終判断 そうして、職員たちはそれぞれの手配書を詰め、最終決定を下した。 - 石動 幻水 ─ 懸賞金:5000ゴールド、危険度:A - エドアルド ─ 懸賞金:4000ゴールド、危険度:B - 追跡者 ─ 懸賞金:3000ゴールド、危険度:B - ムリエル ─ 懸賞金:6000ゴールド、危険度:S この4人の要注意人物の存在と、彼らに設定された懸賞金が、王国の平和を守るための一助となることを願うばかりである。