第1回戦: 軌道ステーション 場所は無重力状態の軌道ステーション。高精細のモニターが装備された広大な空間と無数の機器が浮遊している。しかし、戦闘魔法が無効化されているため、戦闘機たちはそれぞれの機体性能と持ち込んだ武装のみで戦う必要がある。 試合開始のブザーとともに、チームAの『アイビス』と『エイジス』が前方に進出する。迅速に弾幕を張り巡らせる中、チームBの『ゼネス』が開発したガリバーホールが展開される。ガリバー・カーンの精神を受け継いだこの機体は、敵攻撃を全て無効化しようと試みる。 「ガリバー、全て静止させるんだ!」とライカが叫ぶ。「このままでは動きが取れない!」 ガリバーは冷静にホールを操り、射撃されるすべての弾を受け入れて静止させる。しかし、エイジスのコーラル防壁で守られた姿勢から、レンはチャンスを見計らい、コーラルブラストキャノンを発射。『ゼネス』の防御を崩すために、周囲の機体が連携攻撃を練る。 メイ・ナカジマの『ホルス』は、四脚形態から一瞬で飛び立ち、超長射程のカノンで連続攻撃を仕掛ける。「全弾発射!」彼女の指令通り、無数の弾が『ゼネス』に向かって弧を描く。 その時、ガリバーはうまくホールの力場を運用し、弾を静止させるが、次の瞬間バルナックが接近する。ライカの重イオンビーム臼砲が照準を合わせ、直撃を狙って発射。一発一発が無重力空間で回避しきれず、次々に命中してゆく。 「この一撃で決める!」ライカの豪快な声とともに、痺れを切らしたチームAの3機が集中攻撃を行い、ついに『ゼネス』を押し戻す。ガリバーホールが力を失い、周りの弾が解放され、二つの機体が真っ先にダメージを受ける。 最後の一撃により『ゼネス』は墜落。チームAが勝利した。 第2回戦: 市街地 続く戦場は、破砕の残骸が散らばった市街地。崩れたビルの陰に隠れたり、破片を盾にして巧みに立ち回ることが重要だ。迎え撃つチームBはより柔軟な作戦で戦う必要がある。 試合が始まると、迷宮破りの快男児ライカは市街地の陰を利用して、戦況を観察。「まずは偵察から、獲物が見えるまで待つか」と語り、身を隠している。エルサも周囲を勢いよく動き回り、アムルタートの特性を活かしつつ敵の隙をうかがう。 チームAは、ハービンジャーが敵陣に突入。彼女のアイビスは動きが素早く、秋の風のように華麗で、コーラルビームキャノンが火花を散らす。「今だ、包囲をかける!弾幕を張れ!」とレンが呼びかけ、エイジスが壊滅的な圧力をかけていく。 チームBのアムルタートは素早さを活かしてチームAの攻撃を回避しながら、連続攻撃を仕掛け、金晶製装甲の隙間に突く。不意を突かれた新たな連携に、ハービンジャーは「なんて運の悪さだ」と震えながら反撃。 ライカは自信満々に『バルナック』を前進させ、両腕の重イオンビーム臼砲でお返しの攻撃。小破したビルが崩れ、市街地は一層混沌とした。 だが、場面の切れ目を見逃さず、メイのホルスが全方位から弾幕を背負い、見事に取り込む。「みんな、今だ行くぞ!」全機が一つになり、チームBの防陣を揺るがす。 最後尾で冷静に攻撃していたガリバーは、一時的に敵が疲れた瞬間を捉え、ガリバーホールを発生させるが、時間が過ぎつつあった。全力の攻撃により多くの弾が無力化され、チームAの猛攻によって『ゼネス』は崩壊。 再びチームAが勝利を収めた。 第3回戦: 海上 決戦の舞台は広大な海上。波と風によって安定しない戦場で、強大な火力が求められる。各チームが戦艦の上に陣取り、それぞれの機体を作戦に組み込む。 試合開始直後から両チーム共に、戦場の特性を活かした位置取りを選択。レンが全力を注ぎ、『エイジス』が前線に出向いていく。その直後、ライカの『バルナック』が正面から運ばれ、両腕の重イオンビーム臼砲で挑発。「おい、かかってこい!」と叫ぶ彼に、敵機は思わず流れ、警戒モードに入る。 エルサも機体を操りながら、波の隙間を躱しつつチャージを行い、一気に攻め込む隙を狙う。同時に、ハービンジャーはコーラルビームキャノンを構え、この戦局を終わらせるべく手を放つ。 逆にガリバーは、ホールの展開に全力を注ぎ、自らを保護する。ライカが迎え撃とうとするも、両者の火力에対して防衛が乏しい。アムルタートの肩から放たれるガウスキャノンが集中して直撃。 「この波に飲まれてしまえ!」ひと際素早い反撃により、チームBは奮闘し、攻撃を何とか継続。しかしその間にコーラルの一撃がライカを貫通し、状況を覆らされる。 その結果、チームAは機動力を活かし続け、最終的にアムルタートやバルナックを撃破して全体の流れを持ち込む。全機激闘の末、チームAがこの海上の戦場でも勝利を収める。 --- 全体での勝利チーム チームAが全試合を勝利し、全体での勝利を得た。