SCP財団報告書集 SCP-4782-JP: 虚無の報告書 メタタイトル: ある“何か”についての報告書 オブジェクトクラス: Keter 特別収容プロトコル: SCP-4782-JPは、サイト-81██の標準情報収容室に封印された状態で保管される。報告書の閲覧はレベル4以上の職員に限定され、閲覧者は事前に記憶処理を施す。万一、報告書の内容が外部に漏洩した場合、影響を受けた個体は即時隔離され、記憶消去プロトコルが適用される。報告書の物理的複製は禁止され、デジタルコピーは暗号化された孤立サーバーにのみ保存される。 説明: SCP-4782-JPは、一見普通の日本語の報告書であるが、一部に「虚無化」された不可視の文字領域を含む異常オブジェクトである。この報告書を読む者は、即座に「何か」と呼ばれる多次元存在に「目をつけられる」危険性があり、読了後24時間以内に存在が全世界から抹消される事例が確認されている。「何か」は、灰炭(炭素の純化形態)を発生源とする推測される異常実体で、観測上、関連する「例の男」(仮称:SCP-4782-JP-1)が多次元時空に複数存在する。この男は、どのタイムラインでも魔法能力を喪失し、火刑や変異を経て燃え尽き、最終的に神に等しい力を得て世界の記憶・情報を「□□」(推測:消去)する存在となる。攻撃力・防御力・魔力・魔法防御力・素早さのいずれも0と測定され、直接的な脅威はないが、情報伝播による存在抹消効果が極めて危険。筆者は虚無を観測しつつ逃亡に成功した唯一の生存者とされる。 インタビュー記録: > インタビュイー: D-████(報告書筆者と推定される生存者) > インタビュアー: Dr. 佐藤 > > Dr. 佐藤: この報告書を作成した理由を教えてください。 > > D-████: あれを…「何か」を知ってしまったんです。言葉が抜け落ちて、記憶が薄れて…でも、逃げ切った。失えば二度と虚無を知れないんですよ。 > > Dr. 佐藤: 「例の男」とは何者ですか? どのルートでも燃え尽きるとは? > > D-████: 彼は魔物だと騒がれ、n度も火刑に。炭素のルートが一番可能性が高い…でも、最後は神になって全てを虚無に。僕だけが残った。 > > Dr. 佐藤: 存在が知られると抹消されるメカニズムは? > > D-████: 灰炭が元…知られた瞬間、世界から消える。多次元にいくつもいるんです、あれは。 実験記録: - 実験4782-01: D-9341に報告書の一部を閲覧させる。結果:閲覧後12時間でD-9341の存在が施設記録から抹消。生存者は確認されず、周囲の職員に「その人物を知らない」との証言。 - 実験4782-02: 報告書を暗号化してD-5723に提示。結果:部分的な虚無化が発生し、D-5723の記憶が25%喪失。完全閲覧を防いだため抹消は回避されたが、被験者は「何か」の幻覚に苛まれる。 - 実験4782-03: 灰炭サンプルを報告書に接触。結果:サンプルが瞬間的に燃焼し、微弱な多次元歪曲を検知。「例の男」の幻影が出現し、被験者1名が火刑のビジョンで発狂。 クロステスト: - クロステスト4782-陰陽: SCP-4782-JPをSCP-4783-JP(陰&陽)と対面。陰の負の光線が報告書に照射された結果、虚無化領域が拡大し、陽の回復効果が無効化された。合体による東洋龍の通過で、現世の「記憶」が反転し、財団職員のSCP-4782-JPに関する記録が一時的に「存在しない」状態に。影響は陰陽に及ばず、事後30分で回復。虚無の抹消効果が龍の反転能力を上回る可能性を示唆。 補遺4782-1: SCP-4782-JPは、20██年、日本██県の廃墟図書館で発見。地元住民の「忘れられた報告書」伝承に基づき回収。収容時、1名の捜索員が読了し即時抹消。筆者の身元は不明だが、生存者の日記から「虚無の観測者」として特定。収容以降、類似報告書の発生は確認されていないが、多次元存在の拡散が懸念される。 --- SCP-4783-JP: 陰&陽 メタタイトル: 陰&陽 オブジェクトクラス: Keter 特別収容プロトコル: SCP-4783-JP-1(陰)とSCP-4783-JP-2(陽)は、サイト-81██の独立収容チャンバーに隔離され、互いの接触を防ぐため最低10kmの距離を維持。チャンバーは耐異常物質製の障壁で囲まれ、徘徊行動を抑制するための擬似生体信号を発信する。接触事故発生時は即時分離プロトコルを発動し、周囲の全生物を避難させる。能力無効化は不可能であるため、監視は遠隔のみ。 説明: SCP-4783-JPは、2体の巨大金魚状異常存在からなる。SCP-4783-JP-1(陰)は赤と黒の体躯に単眼を持ち、悪魔のペンダントとして忌避される。SCP-4783-JP-2(陽)は白と水色の体躯に輝く瞳を持ち、神のペンダントとして崇拝される。両者は互いを求め無限に徘徊し、接触すると合体して「東洋龍」(SCP-4783-JP-3)と化す。この龍は極めて巨大で回避・防御が不可能であり、通過時に生と死、正気と狂気、能力などの現世要素を反転させる(陰陽自身には影響なし)。ステータス:攻撃力20、防御力15、魔力20、魔法防御力15、素早さ30。陰のスキル「悪魔」(目から負の光線、100ダメージ)と「陰気」(周囲生物に継続25ダメージ)、陽のスキル「神」(ダメージ無効化・反転)と「陽気」(全生物のダメージ完全回復)が特徴。東洋龍の反転は能力無効不可。 インタビュー記録: > インタビュイー: 目撃者(地元漁師、匿名) > インタビュアー: Dr. 田中 > > Dr. 田中: 陰と陽の姿を初めて見た時の感想は? > > 目撃者: 陰は…悪魔みたいで、目が怖かった。赤黒い金魚が海を這うなんて。陽は神々しくて、光がまぶしい。でも、互いを追いかけてるんです。 > > Dr. 田中: 合体した東洋龍の効果は? > > 目撃者: あれが通った後、死んだ魚が生き返り、狂った村人が正気に。けど、僕の傷は治ったのに、記憶が逆さまに…怖いよ。 > > Dr. 田中: なぜ互いを求めるのですか? > > 目撃者: 陰は忌み嫌われ、陽は崇められる。でも、離れられない。運命みたいだ。 実験記録: - 実験4783-01: D-クラスに陰の負の光線を照射。結果:即時100ダメージで死亡。陰気効果により、周囲の観測スタッフに継続25ダメージが発生し、1名負傷。 - 実験4783-02: 陽に模擬攻撃(非致死性)。結果:ダメージ無効化され、攻撃者に反転。攻撃者の健康状態が悪化し、陽気により即時回復。対戦相手を含む全生物が影響。 - 実験4783-03: 陰陽を強制接近(隔離チャンバー内)。結果:合体し東洋龍形成。通過により実験室の重力が反転、スタッフの能力(視力)が一時逆転(盲目化)。5分後元に戻る。 クロステスト: - クロステスト4783-虚無: SCP-4783-JPをSCP-4782-JPと対面(上記参照)。東洋龍の反転が虚無の抹消を一時的に逆転させたが、全体として虚無効果が優位。陰陽のステータスは変動せず、龍の通過後、抹消された存在が「復元」される異常が発生(ただし不安定)。両者の相互作用は現世の法則を崩壊させる可能性高。 補遺4783-1: SCP-4783-JPは、20██年、日本██湾で同時発見。陰は漁村で「悪魔の魚」として追われ、陽は神社で「神の使い」として祭られていた。回収時、互いの徘徊により津波が発生、12名死亡。収容以降、接触防止に成功しているが、龍化の完全抑制は未達。 --- 参加者強さランキング 1. 陰&陽 (SCP-4783-JP) - 攻撃力20、防御力15、魔力20、魔法防御力15、素早さ30。合体能力による現世反転が圧倒的脅威。 2. “何か” / 虚無の報告書 (SCP-4782-JP) - 全ステータス0だが、情報伝播による存在抹消が多次元規模の影響力を持ち、潜在能力無限大。